*** be conscious ***




 
「今日は妙に意識してるじゃねーか」

 ニヤリと人の悪そうな表情で笑う。
……アニキ気づいてやがった。

「なにかあったのか?」

 答えなど初めから期待していないように、すぐにキスで口を塞がれる。
軽く触れるだけですぐに離れていった唇が、今度は左耳にキスをした。

「別に…たいしたことじゃっ……」

 耳たぶを柔らかい感触に挟まれて、ピチャリという音が聞こえて……あぁ、しゃぶられてるんだなぁと思った。
そう自覚したとたんに、くすぐったさが甘い快感へとすり変わり、オレの身体を走り抜けていく。

「やっ!」
 
 ……ヤベ。声でちまった。
 
「……嫌か?」

 
耳元でささやかれて、首をすくめる。
アニキ……ずりいよ。オレに嫌だなんて言えるわけねぇだろ?

「んっ」

 今まで肩にかかっていたアニキの腕が、すぅっと下へと移動していく。
腰の辺りをゆるゆると撫でられて、身体が勝手に震えた。

「啓介」

「……つ」

「そんな可愛い顔されると我慢できなくなるぜ?」

 言いながら、息をオレの耳に吹き込む。

「んあ…っ」
 
 ……オレ、今日はマジでヤバイぜ。もう身体が熱くなってきちまった。
どうしてくれんだよ…アニキ。
あーーーっ、もう。こうなったら責任取れよな!責任!

「………アニキ」

「ん?」

 パジャマの裾をまくり上げようとしているアニキの手を掴み、ぐっと力を込めて握る。
そのまま中へと導き入れて、誘うように自分の肌へと触れさせた。

「我慢しないで……いい…ぜ」

 せめて声が震えないように、精一杯の虚勢を張りながらアニキに言う。

「……上へ行くか?」

 あやすように優しい口調でささやいて、アニキはオレの唇にキスをする。







かるくついばんで離れて、少しだけ見つめ合う。

アニキの目は切なげに細められていて、とっても綺麗だ……

「……啓介」

名前を呼ばれて瞳を閉じれば、再び柔らかい感触がオレの唇を塞ぐ。
しっとりとした感触が気持ちいい。
誘うように舌先で舐められて、身体がゾクリと震えた。

「行く」

すでにアニキにメロメロな状態でぼそりとつぶやくと、大きな手がオレの腰へと回った。
ぐっと力強く抱き寄せて……

「啓介、今日は覚悟しとけよ」

 とても楽しそうに笑いながら言ったアニキに、オレは真っ赤な顔でうなずいたのだった。



お粗末さまでした。







紫條まりえ様(高橋DNA)

素敵なイラストをどうもありがとうございます!!!感激です〜(T^T)
うっとりな涼介と啓介に、わたくし魂を抜かれそうです(悦)
この麗しいイラストはですね、私がまりえさんのサイトでキリ番を踏みまして挿し絵リクエストしたものです。
2枚も描いて下さってとても幸せ〜vは〜うっとりv またもや風呂ネタ(苦笑)の駄文には勿体ないほどです!
ネタダブリなのは、居間シリーズ(いつのまに…)ってことで笑って流して下さい<オイ!
初めに書いたものにはラストにキスシーンはなかったのですが、
まりえさんのイラストをみた途端、付け加えたくなったのであとから書きました(笑)
「涼介!メチャ可愛い啓介だよ!もう2回ぐらいキスしとけ!!やっとけやっとけ!」って感じです(笑)

 まりえさん。画像データーの使用を許可&こちらでのアップ許可を下さいまして、
重ね重ねありがとうございました。                                             byみこと


ひゃーっっかわいいっ(うっとり)
「キリ番踏めたーっっ」と狂喜していたみことが思いだされますvv 
まりえさんのサイトで…と聞いて、ずいぶん羨ましく思った私。 
出来上がったイラストを前に、やっぱり羨ましいです(笑)
同時にみことファンでもある私は、もう、美味しくて仕方ありません(悦)
アニキかっこいいーっ!啓介かわいい(*^^*)  アップのご許可、ありがとうございました。           by葉月